Creating Connections 2018, 2019 & 2022
Creating Connectionsは、確か2017年から2019年の3年間と、コロナ禍の最中ではあったけれど、人々が落ち着きはじめた2022年に、成瀬の大切な友人である愛知県立大学教授のアンドレア・カールソンさんが主催された国際的な交流のイベント。
交流だけでなく、研究者や当事者、当事者家族らが、各自の知見を持ち寄って、英語や日本語などで発表し、楽しいパーティーも催された会。
アンドレアさんの人柄に魅了される人が多く、確か2019年に来られた冠地情さんもその一人でした。いまでは安城市議となってしまった(笑)須場康貴さんも、実はこのイベントに来て発表しています。
さて、わが成瀬は、2018年と2019年に名古屋国際学園にて英文で発表し、2022年にも名古屋国際学園にて地元瀬戸の友達と日本文で発表しています。
以下は、そのとき発表したパワポ原稿のpdfです。
1.Representaion of a Neuro-atypical Minority in a Japanese Pop Song.
これは、日本語では「あるJpopソングにおける神経非定型少数派の表現」といったところ。SEKAI NO OWARIの有名な曲’Dragon Night’英語版をメインの題材にしている。第1次世界大戦の「クリスマス停戦」から材を採った’Dragon Night’が、じつは、世間での発達に関する多数派(定型)と少数派(非定型)の間の「いざこざ」や「ぎくしゃく」について歌った曲では?というもの。2018年発表のスライドでした。
そしてあまり期待はできないけど、100万年に1度の奇跡のような停戦デーもあるよね?という、少し切ない曲だと、いまなら思います。
2.Another look at Autism.
直訳すると、「自閉症の見直し」。
2019年発表当時はミスってしまったけど、有名な当事者翻訳家のニキリンコさんによる翻訳が日本では知られているLiane Holliday Willeyさんの一連の書籍をよく参照したし、「見直し」というからには、とにかく通説らしきものを覆して、多少顰蹙を買ったけれど、言わんとしていることの意図からか、かなり寛大に見てもらった記憶があります。
なかでも、イギリスの著名なSimon Baron-Cohenによる自閉症の「心の理論」について、「心の理論」は自閉症者が人の心を分からないと断じるものですが、「心の理論」自体は自閉症者の「心」を分からないと批判してしまいました。
このコンファレンスにはイギリスからも何人も人が来ていて、成瀬の発表時にも、東京在住のイギリス人言語聴覚士さんがいて、Simon Baron-Cohenのところを、ほんとそうですよねとは言いつつ、かなりムッとされていたので、合掌して宥めたものでした。その後は冠地さんと3人で談笑もした記憶が残っています。
あと、最後にしてしまったのですが、この集まりの基調講演をされた高名な精神科医である髙橋修先生(豊田市福祉事業団理事長)がいらっしゃり、成瀬の発表に対して、「福祉にもこんな発表ができる人がいるんですね」と面と向かって評していただいたことは、いまでも思い出です。
3.日本語の苦手な日本人
日本人だって日本語の日本で生きづらいことが多すぎるぜ!的な発表。なんとなく大縄跳びに入っている大多数の日本人に挑発するほど悪気はないんだけど、でも輪には入りづらいビミョーな日本人2人の2022年の発表(笑)
そう、日本では「何となく」生きている方が「フツー」と称され、「ハッキリ」させようとすると浮いてしまう、「謎めいた国」と思えば良いと、今ではすっかり着地しています?(笑)
下のpdfには載っていないけれど、サザエさんの登場人物のうち、父親の波平(なみへい)には「日本でもっとも有名な髪形のひとつ」、息子のかつお君には「日本でもっとも典型的な髪形」と説明して、ラテンアメリカ系の参加者からは、このダーティ・ジョークにふさわしい失笑を頂戴した(笑)
