相談と相談支援
障害児や障害者の福祉の分野で「相談支援」と言うとき、それは、障害児や障害者の方や、その方々が置かれた状況についてのお話を伺い、サポートとなる福祉サービス等の計画を作成代行をすることです。
しかし一般的に「相談」の語で思い浮かぶのは、悩んでいることなどのお話をして楽になる、カウンセリング的なイメージではないでしょうか?
わたしは、相談支援専門員としては、根本的にはそういう「悩みの世界」が根底にはありつつも、社会の「施政側」がその「悩みの世界」に打ち克って乗り越えたとも思えず、「悩みの世界」に押し込められそうになっている障害側は、何から何まで彼らの「下支え」扱いなのでしょうか?という思いにぶつかることがあります。
彼らの大多数は、そんな「施政者側」のカウンセリングをしているわけでも「感動ポルノ」でもなく、ましてや何かの対象でもない。彼ら自身の主体を生きている彼ら自身の人生の当事者なのであり、「悩みの世界」に病んだり怖がったりする不安が強い人たちなわけで、大方の「施政者側」もそれは同じです。
メンタル疾患の場合は、例えば過重なストレスが発症の引き金となり、たいていの場合は彼らを圧倒してしまい、その後の人生の「しょうがい」ともなります。
相談員は、そういう「悩みの世界」についての当事者の「体験談」はできなくても、「悩みの世界」との付き合い方について、少なくとも何かしら「センス」なり「感覚」を持って接することはできるかも知れないということをお伝えして、ひとまず筆を置きます。
